電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
A-20-6
非正則Flat XOR符号に基づく分散ストレージの容量効率と通信量の評価
◎吉田由唯・仲地孝之・白井大介・藤井竜也(NTT)
近年の大容量データの利用増加およびストレージの容量の拡大を背景として,ストレージの信頼性向上のために消失訂正符号を用いる冗長化手法が注目されている.消失訂正符号を適用したストレージはディスク修復時の通信量が大きくなるという課題に対して,先に著者らは非正則Flat XOR符号を利用した通信量の削減手法を提案した.本稿では,非正則Flat XOR符号を用いた分散ストレージシステムの容量効率と通信量について従来の冗長化技術との比較により評価した.非正則FlatXOR符号に基づく分散ストレージは,従来の消失訂正符号を利用した場合と比較して6〜22%のディスク容量効率の低下によりディスク修復時の通信量を最大89%削減することを示した.