電子情報通信学会ソサイエティ大会講演要旨
A-20-2
符号化歪みが重畳した画像の拡大に関する検討
木村誠聡・辻 裕之・◎高原昂太(神奈川工科大)
Web上でしばしば用いられるサムネイル等の低解像度画像は,一般にJPEG等により高い圧縮率で符号化されていることが多い.このような画像には圧縮に伴うブロック歪みやモスキートノイズ等の歪みが生じており,特に拡大表示の際にはこれらが著しく強調されるという問題がある.本稿では,圧縮歪みが重畳した低解像画像に対し,歪みを強調することなく画質を保ちながら画像拡大を行う手法について基本的な検討を行う.その結果,PDE正則化に基づく画像拡大が符号化歪みの重畳した像の拡大に有効であることを確認した.拡大画像の細部保存性をさらに高めるための改善が今後の課題である.