電子情報通信学会総合大会講演要旨
D-14-17
楽器音の重畳による騒音の不快感低減手法
◎今泉佑介・長尾智晴(横浜国大)
騒音低減技術は快適な音環境を実現するために重要である。従来の騒音低減技術では音を消すことに主眼を置いたものが多いが、本研究では騒音に対して別の制御音を加えることで、不快感の小さな音へ変化させ、不快感低減を実現することを目的とする。制御音自体が心地よい音であるべきという観点から、本研究では楽器音を制御音として使用し、騒音と似た特徴をもった楽器合成音を遺伝的アルゴリズム(GA)を用いて合成する。また、楽器合成音を和音へ補正することでより心地よい制御音を作り出す。2種類の楽器を用いて制御音合成実験を行い、制御音に楽器固有な特徴が現れること、和音補正によって聞き心地が改善されることを確認した。