電子情報通信学会総合大会講演要旨
D-11-30
光線サンプリング面を用いたホログラム作製計算のGPUによる高速化
◎佐藤大愛・角江 崇(千葉大)・涌波光喜・市橋保之・大井隆太朗・山本健詞(NICT)・下馬場朋禄・伊藤智義(千葉大)
ホログラフィでは,対象物体からの光の波面情報をホログラムという画像情報として取得する.ホログラムに再生光を照射することで,対象物体の3次元映像を自然に再生できる.著者らは,物体近傍に光線サンプリング面(RS)面を設けてホログラムを計算する手法を利用している.この手法の特長は,3DCGデータだけでなく実写シーンのホログラムも容易に取得できる点である.
しかし,RS面によるホログラム計算法では,RS面における光線情報からホログラム計算に必要な波面情報を取得するために,RS面を構成する多数の小領域(要素画像)に対するフーリエ変換が必要である.そのため計算負荷が大きいことが課題の一つであった.そこで本研究では,各要素画像に対するフーリエ変換を並列処理できることに着目し,GPUを用いることでホログラム計算を高速化することを目的とする.