電子情報通信学会総合大会講演要旨
C-15-17
地中レーダを用いた鉄筋コンクリート下の異常箇所検出のFDTDシミュレーション
○園田 潤(仙台高専)・昆 太一(NTT-AT)・佐藤源之(東北大)
現在,トンネルや橋などインフラの劣化が社会問題化しており,異常箇所の早期発見が必要とされている.これまでこのような異常箇所検出には打音検査が広く用いられてきたが,近年では500M〜1GHzの電磁波による地中レーダも用いられている.しかしながら,例えば,鉄筋コンクリート下の空洞検出のような電磁波が多重散乱しレーダ画像が複雑になるような場合では,信号処理をしても異常箇所の判定が困難で熟練技術者による主観的な判読が必要になる問題があり,また検出可能な空洞の大きさの理論的検討が必要であった.そこで本研究では,地中レーダを用いた鉄筋コンクリート下の異常箇所を客観的・定量的に検出するために,FDTD法を用いた地中レーダシミュレーションにより鉄筋コンクリート下の異常箇所検出特性を明らかにする.