電子情報通信学会総合大会講演要旨
B-5-34
長遅延伝搬環境対応拡張UF-OFDM方式
◎栗木寛斗・水谷圭一・原田博司(京大)
高い周波数利用効率を持つUniversal Filtered(UF)-OFDMが5G以降のマルチキャリア変調方式候補の1つとなっている.UF-OFDMでは従来のCyclic Prefix(CP)-OFDMとは異なり,CPに合うような長さのフィルタにより帯域外輻射を抑圧し,そのフィルタの立ち上がり区間を用いて遅延波の影響を低減する.そのため,より長遅延な伝搬環境に対応するためには長い立ち上がり区間を持つフィルタを使用することとなる.しかし,そのようなフィルタはメインローブが狭くサブバンド内に雑音強調されるサブキャリアが発生するため, ビット誤り率特性が劣化する.そこで本稿ではIDFT後の時間波形に対してCPを付加してから,短い立ち上がり時間のフィルタを用いることで長遅延伝搬環境に対応可能な拡張UF-OFDM方式を提案する.