電子情報通信学会総合大会講演要旨
B-2-6
レイトレース法を用いたマルチGNSS衛星測位の精度評価
○江森洋都・古川 玲・小松明子・吉敷由起子(構造計画研)
GNSS による測位では,信号の伝搬過程でさまざまな誤差が生じる.都市部においては建物による信号の反射,回折によりマルチパス信号が発生することが多く,マルチパス信号は測距誤差に繋がるため,測位精度を劣化させる.
筆者らは,測位精度向上を目的として,レイトレース法を用いた電波伝搬シミュレーションにより衛星測位における受信状況を模擬する研究を行っている.
本稿では,衛星測位シミュレータ(GPS-Studio)に対し,GPS,準天頂衛星およびGLONASSに対応する改良を加え,マルチGNSSによる測位精度向上の効果について,シミュレーションによる面的評価を行った結果について述べる.