電子情報通信学会総合大会講演要旨
A-15-15
エッジの方向に基づく色収差の画像補正処理
◎中川祐喜・目黒光彦(日大)
色収差は,異なる波長の光がレンズを通るとき,異なる屈折率で屈折し,同じ場所に結像しないことで生じる.色収差が生じると,画像のエッジが本来の色とは異なった色になる.そのため,画像処理による色収差補正も必要である.この手法の一つにChungらの手法がある.従来手法では,エッジ方向を加味せず,エッジ強度の大きい箇所に対して,水平,垂直の二方向に対して補正処理を行っていた.提案手法では,エッジの方向を調べ,色補正処理する方向を制限する手法を提案する.提案手法では先に,画像のエッジ方向を求める.色補正処理する範囲に含めるエッジの方向は,色補正処理する方向から±67.5度以内のエッジとした. 色補正処理方向は,0度45度90度135度の四方向とし,三方向の色補正結果の平均値を最終的な出力とする.本手法により,従来手法に比べ,適切な色補正結果を得た.