電子情報通信学会総合大会講演要旨
TK-4-3
大規模災害からの迅速な通信復旧に貢献する災害対策用無線システム
○中津川征士・布 房夫・廣瀬貴史(NTT)
大規模災害が引き起こす社会インフラ機能の喪失は社会生活に甚大な影響を与える.東日本大震災において,NTTグループでは固定系サービスで最大約150万回線が影響を受け,移動系サービスでは最大6,720台の基地局が停波した.無線システムは短時間での通信回線確立に適しており,NTTグループでは様々な災害対策用無線システムを運用し通信設備の復旧にあたっている.一方,これらは仕様制定後10数年以上経過しており,東日本大震災の運用を通じ機能的・運用的な課題が確認された.その解決のため,最新技術を適用して災害対策用無線システムを開発した.これらは,大規模災害においての迅速な通信サービスの復旧に大きく貢献できる.