電子情報通信学会総合大会講演要旨
D-21-4
3Dプリンター造形物への情報ハイディングによる著作権保護技術
○鈴木雅洋・シラパスパコォンウォン ピヤラット・上平員丈(神奈川工科大)・高嶋洋一(NTT)・海野 浩(神奈川工科大)
3Dプリンター造形物への情報ハイディングによる著作権保護技術を検討した.消費者自身が最終生産物を製造するという3Dプリンターの利点は,海賊版製造と表裏一体であり,近い将来,海賊版対策の重要性が顕在化すると予想される.本技術では,内部を空洞で構造化することで造形物それ自体に著作権情報を埋め込み,それを非破壊で読み出すことで海賊版を明るみにする.これまでに,造形物の表面を均一に加熱することで内部の空洞構造をサーモグラフィーで読み出せることを実証したので,本研究では,加熱が不均一な条件への適用を検討した.その結果,継時的に読み出された部分的な構造を統合することで全体の構造を読み出すことができた.加熱が不均一な条件にも本技術を適用できることを実証した.