電子情報通信学会総合大会講演要旨
D-16-7
色補正処理によるメラノーマ自動識別の精度向上
◎大木奎一・彌冨 仁(法政大)
メラノーマはきわめて悪性度の高い皮膚がんである.この悪性腫瘍は進行が速いため早期発見が重要であるが,熟練した皮膚科医でも診断精度は 75〜84%にとどまる.このような背景からメラノーマの自動識別に関する研究が進められてきている. メラノーマの自動識別を行う上で,ダーモスコピーと呼ばれる特殊な拡大鏡によって撮影された腫瘍画像を用いるが,腫瘍ごとに撮影環境が異なるため,撮影されたダーモスコピー画像の明るさ, ホワイトバランスなどは様々である.そのためメラノーマの識別に有効な色特徴が正しく抽出できない可能性がある. 撮影環境の異なるダーモスコピー画像を適切に補正することができれば識別精度を向上させることができる.そこで本研究では評価に用いるデータセットに対して色補正処理を行い, その性能を評価した.