電子情報通信学会総合大会講演要旨
D-14-14
楽譜情報を用いたNMFによるピアノ楽曲のノート強度推定
○大前青也・奥村 進・畑中裕司・小郷原一智(滋賀県立大)
楽器演奏曲において,楽曲信号を表情付ける重要なパラメータの一つにノート強度がある.本研究では,ピアノ独奏曲を対象に事前情報として楽譜情報を利用したNMF(Non-negative Matrix Factorization)によってノート強度を推定する手法の検討を行う.本手法では,楽譜情報を用いてNMFにおける基底の調波構造および発音区間に制限を与え,ピアノ音がアタックからリリースにかけて生じる音色の時間変化を考慮し,複数基底を用いてノートの周波数構造を学習させる.また,楽器演奏者によってノートオフ時間,ペダル操作および演奏速度は異なるため,それらを考慮した事前情報に対する前処理を導入する.評価実験によって,本手法の有効性を検証する.