電子情報通信学会総合大会講演要旨
D-12-10
甲骨文字認識における文字データベースの作成
○石井康史・藤川佳之・孟 林・山崎勝弘(立命館大)
甲骨文字は中国殷代に生まれた亀の甲羅や獣の骨に刻まれた象形文字で、漢字の祖形とも言われる。甲骨文字の解読は、文字の起源を知る上で重要であるが、劣化などの原因で認識しにくいという問題がある。本研究では、画像処理を用いて甲骨文字の認識を行う上で、マッチングに必要となる甲骨文字データベースを作成する。甲骨文字データベースは正規化された既知の甲骨文字の画像で、各文字には線の本数、特徴点の数などの特徴量が保存されており、文字認識を高速かつ正確に実行するために必要であると考える。甲骨文字データベースから、テンプレートマッチングによって、全体の文字から候補となる文字のみを抽出して、それらの文字とマッチングを行うことにより正確な文字の認識を目指す。