電子情報通信学会総合大会講演要旨
D-12-9
採点ミス発見支援システムの開発II-手書き採点記号の認識-
◎西川雅清・松尾賢一(奈良高専)
「採点ミス発見支援システム」開発の技術的課題として,高精度な手書き採点記号認識処理の実現が必要である.本研究では,従来の手書き文字認識手法を適用して手書き採点記号に対する認識精度を明らかにした.認識実験の結果,採点者を限定しない汎用辞書では平均94.7%,特定の採点者に限定する個人辞書では平均99.7%の認識精度が得られた.個人辞書は,学習パターン作成に用いる枚数を削減しても高い認識率が維持できることが明らかとなった.特に,左利きの採点者の採点記号では,汎用辞書で認識率が74.8%と低下するが,個人辞書では認識率を100%に向上させることが可能であった.採点記号認識で採点者別の個人辞書の導入が有効であるといえる.