電子情報通信学会総合大会講演要旨
D-11-50
歩行者映像を対象としたマルチフレーム超解像処理
○黒沢健至・土屋兼一・黒木健郎・秋葉教充(科警研)
固定カメラで撮影された歩行者映像を対象とし、歩行者の着衣にプリントされた文字等を判読可能な程度に画質改善することを目的として、マルチフレーム超解像処理の改良研究を行った。対象とする映像では、人物がカメラに近づく/遠ざかる動きをするため、対象物体の画像サイズが大きく変化する。このような場合に、既存のアルゴリズムでは良好な画質改善結果が得られないことがある。そこで、位置合わせ処理では局所特徴点ベースの方法と画素値ベースの方法を併用することで、位置合わせ精度を向上させた。また再構成処理では、画質改善に寄与しないフレームを除去するため、対象物体の画素数等の基準により使用フレームの選別を行うこととした。このような改良により、従来法よりも良好な結果画像が得られた。