電子情報通信学会総合大会講演要旨
D-11-27
サブピクセルを考慮した位相限定相関法によるスローアウェイチップのアライメントフリー検査法
◎笹野翔太・新井佑哉(立命館大)・石崎義公・宮本 優・服部智仁(タカコ)・吉原寛樹・王 汀・陳 延偉(立命館大)
近年, 金属加工の分野において, 「スローアウェイチップ」を用いた加工の方法が採られている.これは金属加工用の刃物で, 超硬金属で作られているため, 非常に高価であり靱性がないため, 金属加工の過程によって摩耗した刃先を研磨して再利用出来ない. この性質により, 刃物の使用限界を人の手で見極めている.しかし, 刃物ごとに使用限界は異なるため, 人の手で正確に見極めることは非常に困難である. 図1に使用によってチップが摩耗されて行く様子を示す.使用回数の増加とともに, 摩耗領域も増えて行く. 摩耗のない新品チップ画像を参照画像とし, 検査対象画像と参照画像との相関をとることによって, 摩耗度合いを測定することができる. 一方, 二つの画像の相関を計算するために, 正確なアライメントが必要である. 時間がかかる上, ランドマークのないチップ画像に対して, 正確なアライメントも困難である. 本提案法では, アライメントが不要な位相限定相関法を用いた手法を提案する.