電子情報通信学会総合大会講演要旨
D-9-34
自由文と定型文を用いた多言語コミュニケーション環境の設計
○北川大輔・大谷雅之・林 冬惠・石田 亨(京大)
近年,多言語コミュニケーションの需要増加に伴い,コストの大きい人手翻訳に対して機械翻訳が注目されている.しかし,機械翻訳は人手による翻訳に対して精度が低く,実用化には壁がある.一方,定型文による翻訳では利用時の修正が出来ず,表現方法が限られるという問題がある.故に場面に応じた機械翻訳や用例対訳の選択方法,人手修正の方法などを現場毎に判断するための多言語コミュニケーション環境の設計論を定義する必要がある.本稿では多言語コミュニケーションの現場の実例としてベトナム農業支援プロジェクトで実際に使用された翻訳パスについて考察し,多言語コミュニケーション環境に必要な要素について議論した.