電子情報通信学会総合大会講演要旨
D-8-9
被災時避難誘導に向けたフェロモン調節による改良ACOアルゴリズムの提案
○後藤大貴・松澤智史・武田正之(東京理科大)
近年,蟻の採餌行動をモデル化した最適化手法であるアントコロニー最適化法(ACO)の研究は盛んに行われており,最適化問題に対して有効であることが示されている.
また,災害時には火災や建物の倒壊により日常的に使用している通路の通行が困難となる状況が発生する.周囲の状況が刻一刻と変化する中で,迅速な避難をするためには適切な避難誘導が必要である.
ACOでは揮発性のフェロモンを元に経路探索を進めることから,性能が経路上に存在するフェロモン状況に強く依存する。
そこでフェロモンを打ち消すことの出来る消臭フェロモンを定義し,周辺状況の変化に対して収束時間を短縮する手法を提案し実験を行った.