電子情報通信学会総合大会講演要旨
D-8-4
尤度フィルタリングによるBOAの収束速度の向上
○吉田章人・亀谷由隆(名城大)
遺伝的アルゴリズム (GA) は生物の進化の過程を模倣した最適化アルゴリズムであり,GAの一つの改良手法として知られているEDA (Estimation of Distribution Algorithm) では個体から確率分布を抽出し新しい解の生成を行う.また,EDAの中でも確率分布の表現にベイジアンネットワークを用いるBOA (Bayesian Optimization Algorithm) が広く知られる.本研究ではBOAの収束速度を向上するために,BOAで新たに生成される個体に対して尤度(個体の出現確率)に基づき事前にフィルタリングをかける手法を提案する.具体的には,予め多く生成した個体を尤度の高い順に並べ,その上位のみを新しい世代として採用する.評価実験において,提案手法がトラップ問題に対して最適解に至るまでの適合度評価の評価回数を減らす事を確認した.