電子情報通信学会総合大会講演要旨
D-7-11
軽度認知機能障害から認知症への移行の予測器の試作
○彌冨 仁(法政大)・橋本 順・吉井文均・風間俊基(東海大)・尾川浩一(法政大)・今井 裕(東海大)
認知症は原因となる疾患が多様であり,またしばしば非典型の症状を呈するため診断は難しい.本稿では,長期の経過観察を行った症例を解析し,どういった因子をもつ患者が将来アルツハイマー型もしくはそれ以外の認知症を発症するかを検討した.軽度認知機能障害のある患者の長期の経過観察結果162例を元に,認知症移行の予測器作成を行った.認知症診断の基本となる臨床情報や,SPECTの画像診断の結果のみでは1年以内の認知症発症の予測は不可能であったが,SPECTの画像統計解析を用いた手法を利用した結果,86%の精度で認知症の予測が可能となった.