電子情報通信学会総合大会講演要旨
D-6-2
CPU算術演算命令の診断に対するwalking bit適用の一検討
○市岡怜也・三部 健(三菱電機)
現在,我々は,ソフトウェアによるCPU診断手法を組込みシステムに対して適用することを検討している.安全に関する国際規格IEC 61508では,CPUの診断手法としてwalking bitパターンによる診断を推奨している.walking bitパターンによる診断とは,1bitのみが”1”である全てのパターンの診断用データを用い,診断対象の結果と期待値を比較し診断する手法である.この診断を単純に実装すると,診断に必要な期待値全てをROMに格納する必要がある.特に,CPUの算術演算命令に適用する場合,入力の数やbit数が多いため期待値の量が多大となり,ROM量に制限がある組込みシステムへの適用は困難である.そこで,本稿では,少ない期待値のROM量でwalking bitパターンの診断を実現する手法を提案する.