電子情報通信学会総合大会講演要旨
D-6-1
命令拒否レジスタファイルを用いたソフトウェア改ざん攻撃への対策に関する研究
◎佐藤清広・藤枝直輝・松岡俊佑・市川周一(豊橋技科大)
近年,ソフトウェアを解析・盗用・改ざんから防御する能力,すなわち耐タンパ
性の重要性が増加している.藤枝と市川は出現頻度の高い命令を集めたテーブル
である命令レジスタファイル (IRF) を,耐タンパ性向上のために利用すること
を提案した.既存手法ではIRFにある命令が元々の命令表現を直接与えられても
実行できるため,改ざんに対抗できない.しかし,IRFにある命令は必ずIRFを参
照する命令表現で使用すれば,元々の命令表現の実行を拒否することで改ざんに
対抗できる.
本研究では,IRFにある命令の実行拒否をするために命令拒否レジスタファイル
(IRRF)を提案する.FPGA上に実装したところ,ハードウェア量の増加は 1 %
未満であった.またIRFにある命令のうち 54.8 %をIRRFで実行拒否できた.