電子情報通信学会総合大会講演要旨
D-2-8
快・不快音聴取時における脳波による情動評価
○秋田貴俊・柴田慎一(大同大)・木村春彦(金沢大)
近年、精神疾患の治療を行う手法として音楽療法という音を用いた治療法が注目を浴びている。しかし、音は抽象的なものであり人によって同じ音でも感じ方は異なるため、どの音が効果的なのかは明らかになっていない。そこで、本稿では音聴取時の脳波を計測し、快や不快といった情動と脳波との関係を調べ、脳波による音聴取時の情動評価を試みる。評価にあたり脳波のα波、β波の周波数成分に対して主成分分析を行ない、累積寄与率が80%となる第4主成分までのデータを用いてSVM(Support Vector Machine)による評価を行った。識別の結果、音源の種類を教師データとして場合は56.1%、TDMS-STを教師データとした場合では95.8%の識別率を得ることができた。