電子情報通信学会総合大会講演要旨
D-2-7
マカクザルにおける統計的分節化関連脳領域の特定
○木下雄貴・久保孝富(奈良先端大)・Ivana Wongwajarachot・長坂泰勇・大杉直也(理研)・池田和司(奈良先端大)・藤井直敬(理研)
ヒトには周囲環境から統計的パターンを学習する能力や,それに基づく分節化の能力が備わっている.
実際に統計的分節化に関してヒト乳児における単語獲得への寄与の可能性や,ヒト成人における関連脳活動の存在などが示されている.
一方で,ヒト以外の動物では,マカクザルの皮質脳波から人工言語の分節位置を統計的に有意な精度で復号化できることが示されているが,関連する脳領域は未だ明らかになっていない.
そのため我々はマカクザルの統計的分節化関連脳領域の特定を本研究の目的とした.領域特定にはサーチライトデコーディングを用いた.
結果として,マカクザルの統計的分節化の処理には広範に渡る複数の領野が関連することが示唆された.