電子情報通信学会総合大会講演要旨
D-2-5
ホップフィールドネットワークにおける記憶の局在化を発生させるモデルの提案
○近藤稔彦・木村昌臣(芝浦工大)
人間の脳内では記憶するときに無数の脳神経細胞が活性化して互いに結びつき合ってネットワークを形成する.近年,特定の記憶はその脳神経細胞ネットワークの中で局所的に保持されていることが研究によりわかっている.工学の分野においても記憶構造をモデル化したものとしてホップフィールドネットワークが挙げられるが記憶が局在化することに関して着目した先行研究はない.本研究ではそれを表現できるようなネットワークモデルの構造と重み更新式を提案する.実験では2種類の図柄に関して脳神経細胞を模したノードベクトルに保持させることができ,類似した記憶を持つノードベクトル同士が強い重みで結びついたことで記憶が全体の中で局所的なネットワークに保持されることが確かめられた.