電子情報通信学会総合大会講演要旨
A-20-10
笑顔度に基づく写真撮影時の感情引き込みの評価と有効性
○市川正美・野澤昭雄(青学大)
一般に, 被撮影者の笑顔は人物写真の撮影において, シャッターを切るタイミングに関わり, また,写真の印象を左右する重要なファクターである。スマイルシャッター等工学的実施例も多い。一方, 実際にはいかなる写真も, その撮影行為自体は撮影者の意志によってほぼ支配され,撮影された写真には撮影者の心理が大いに反映されている。撮影者と被撮影者の感情に関する研究はあるが, 撮影者と被撮影者の心理的側面まで計測を行っていない。また, 写真撮影時には撮影者と被撮影者はカメラを挟んで互いの感情を伝達しあっているが, コミュニケーションを観点とした写真・カメラの研究でオンライン解析を行っている研究はない。我々は, 写真・カメラ・撮影行為全般における感情的事象とそのコミュニケーションに関する全く新しいコンセプトとしてAffective Photography(AP)を提唱している。本研究はAPにおける感情コミュニケーションの基本的性質を明らかにすることを目的として, 写真撮影における笑顔をキーとした感情の引き込みに関する実験的検討をオンラインで行い, 尚かつ精度を高めることを目的として行った。