電子情報通信学会総合大会講演要旨
A-20-6
雑音の影響を低減したNon Local Means による劣化画像の復元
◎新倉春樹・目黒光彦(日大)
近年,劣化画像から雑音除去を行う手法としてNon Local Means(NL-Means法)が注目されている.NL-Means法は,ラスタスキャン時に,選択された対象画素を中心とする対象ブロックと周辺の参照画素を中心とする参照ブロックとの類似度に基づき,対象画素を参照画素の画素値を加重平均したものに置き換え,雑音除去する手法である.しかしながら,雑音を多く含む画像では,適切な類似度が得られず復元性能が低下することが考えられる.そこで本研究では,類似度算出時に含まれる雑音量を推定し,推定した雑音量を平均絶対値誤差から差し引くことで新たな類似度を求めることで,雑音の影響を低減させたNL-Means法を提案する.適用例を通じて,提案手法の有効性が高いことを確認した.