電子情報通信学会総合大会講演要旨
CT-3-2
ビッグデータの見えざる手:社会は科学的にコントロールできるか
○矢野和男・渡邉純一郎・佐藤信夫・森脇紀彦(日立)
ビッグデータが注目される中で,その活用の根底にある問い「社会現象や経済を,科学的にコントロールできるか」がこの論文のテーマである。まず,大量データにより発見された「人間行動の基本方程式」を紹介する。これを活用し「業績向上仮説を発見する機械」の実現性とその実績,そして「ビッグデータでもうける3原則」を紹介し,ここで見えてきたデータと社会の幸福に関するビジョン「データの見えざる手」を提唱する。これらを踏まえ,今後のテクノロジーの大きな方向として,コンピュータと人間とが協調して問題解決する「アドバンストシステム」の概念を提案し,社会に共感とイノベーションを導く挑戦を展望したい。