電子情報通信学会総合大会講演要旨
CT-2-4
GaN, SiCパワーデバイスの車載応用
加地 徹(豊田中研)
近年,自動車においては,動力源における電気の割合が増加している.そこでは電力の損失低減が将来の重要な課題となっている.損失低減の鍵は高効率パワーデバイスの実現であり,SiC,GaNがその候補としてデバイス開発が行われている.車載の電力系統は,100kWクラスの駆動用モータを制御する大電力系,数kWのシステムを制御する中電力系,そして12V電池で駆動する小電力系の三つに分けられる.現在開発中のSiCデバイスはMOSFETが中心で,大電力用途を対象としている.一方GaNデバイスはSi基板上の横型構造デバイスが中心で,その特性から,中小電力用途に適している.それぞれのデバイスの車載用途としての現状と課題について述べる.