電子情報通信学会総合大会講演要旨
CT-1-10
SSPDによる長距離量子鍵配送
柴田浩行(NTT)
本講演では、超伝導ナノ細線を用いた超伝導単一光子検出器(SSPDまたはSNSPD)を長距離の量子暗号通信に用いた例について紹介する。SSPDは、他の単一光子検出器より低ノイズ(暗係数率=100cps程度)であることから長距離の量子鍵配送に有利であり、近年盛んに使用されている。最近、我々は冷却した光学バンドパスフィルタを導入することによって、極低ノイズ(暗係数率<0.1cps)のSSPDを開発した。この検出器を用いた300kmを超える量子鍵配送実験について紹介する。