電子情報通信学会総合大会講演要旨
BS-6-4
セルラネットワークにおける上りリンクの確率幾何モデル
○小林拓矢・三好直人(東工大)
無線通信ネットワークの評価に用いられる確率幾何モデルは,解析の容易さのためにノードの位置の相関を無視している場合が多い.セルラネットワークの下りリンクについては,基地局が (点同士の反発を表現できる) ジニブル点過程に従って配置されたモデルが提案され,比較的良い解析結果が得られている.しかし,上りリンクでは送信電力制御によりユーザの送信電波の強さがユーザと基地局の位置関係に依存するため,下りリンクと同様のモデル化では解析が困難である.本研究では,Fractional Power Control (FPC) を適用したセルラネットワークの上りリンクを解析するため,既存のモデルに加えてジニブル点過程に従う基地局の配置を表したモデルを新しく提案する.そして,これらのモデルに対して被覆確率を計算するとともに,FPC における最適な電力制御係数を求める.