電子情報通信学会総合大会講演要旨
B-18-53
クアッドコプターを用いた農場データ回収システムにおける電波強度を考慮した立体的飛行経路に関する一検討
◎山本啓太・川原圭博・浅見 徹(東大)
大規模農場における水資源の枯渇は近年大きな問題となっており、これを解決するため、安価かつ長期間の運用が可能な省電力土壌センサノードの研究がなされてきた。しかし、ノードから発信される低出力の電波は高密度の植生の影響で大きく減衰するため、特に背の高い作物を栽培する大規模農場においては通常想定されるようなセンサネットワークの構築は困難を伴う。我々は低出力かつ低位置のセンサノードを大規模農場において有効利用することを目的として、これらのノードからのデータ回収に自律航行機を用いるモデルを提案し、ノードからの電波が農園上空においてどのように減衰するかを示した。本稿ではこれを踏まえ実際にデータを回収する航行機の具体的な飛行経路について上下方向における最適解を求め、データ回収機として市販のクアッドコプターを用い実際に航行させることで提案手法の実現可能性についての実践的な検証を行った。