電子情報通信学会総合大会講演要旨
B-5-135
OFDM伝送におけるEMアルゴリズムによる干渉抑圧
◎依田尚賢・大槻知明(慶大)・増野 淳・杉山隆利(NTT)
複数通信チャネルの所要周波数帯域を重ねて伝送し,周波数利用効率を改善するマルチキャリア重畳伝送が検討されている.筆者らは,受信パケットの復号結果より生成した軟判定レプリカを受信信号より差し引くことで残留電力を求め干渉推定し,その結果に基づき対数尤度比(LLR)を再計算し再度復号することでビット誤り率(BER)特性を改善する繰り返し復号法を提案した.しかし,繰り返し復号法では同一パケットを少なくとも2度復号しなければならず,計算量が増加する.本稿では,受信シンボルの復号回数削減を目的とし,復号前に期待値最大化(EM)アルゴリズムを用いて干渉推定し,その結果に基づきLLRを計算,復号する干渉抑圧法を提案する.