電子情報通信学会総合大会講演要旨
B-5-76
MU-MIMO-OFDMAにおける不均一な受信電力を考慮したリソース割り当て法
◎坂田佳謙(早大)・村上友規・鷹取泰司・溝口匡人(NTT)・前原文明(早大)
無線通信ネットワークの更なる高速化に向けてMU-MIMO伝送が検討されている.しかしながら,現実的な無線通信システムにおいてMU-MIMO伝送を行う場合,各ユーザの所要シンボル数が異なることに起因した無信号領域が発生するためフレーム効率が低下する.フレーム効率劣化の原因には,各ユーザのトラヒック量の不均一性,および受信CNRに基づく伝送レートの不均一性が挙げられる.本稿では,次世代のWLANシステムを想定し,MU-MIMO伝送とOFDMA伝送を併用するシステムにおいて,周波数・空間領域の最適リソース割り当てを行うことにより,フレーム効率を最大化する方式の提案を行う.具体的には,各ユーザの伝搬路情報およびトラヒック量に基づき,各リソース割り当てパターンにおける所要シンボル数を算出するとともに,フレーム効率が最大となる周波数・空間リソースの割り当てを施すものである.提案方式の有効性を確認すべく,トラヒック量を同一とし,各ユーザがとりうる受信CNRの範囲をパラメータにとったときの提案方式のスループット特性を,適応的なリソース割り当てを行わない場合を比較対象として,計算機シミュレーションにより評価する.