電子情報通信学会総合大会講演要旨
B-5-20
OFDMにおけるPAPR低減のための位相CMAの提案
◎梨本博路・宮嶋照行(茨城大)
OFDMの大きな欠点として, 直交するサブキャリアの重ね合わせによるPAPRの増加が挙げられる. PAPR低減法としてよく知られたPTS法は膨大な計算量を必要とするため, KhademiらはCMAによって位相係数を求める方法を提案した. 本発表では, これをさらに改善し, 位相のみを更新するCMAによるPAPR低減法を提案する. これは, 信号の平均値からの振幅のばらつきを抑えるという考えの下, 評価関数を最小にするように位相のみを勾配法によって求めるものである. シミュレーションによって, Khademiらの方法に比べて優れたPAPR特性を持ち, 特に反復回数が少ないときにその差が顕著であることを明らかにしている.