電子情報通信学会総合大会講演要旨
B-5-15
送信電力制御を用いたOFDMクリッピング&フィルタリングのMU-MIMO方式への適用効果
◎丸小倫己・長田 弦・竹渕翔矢・前原文明(早大)
クリッピング&フィルタリング(CAF)は,OFDM方式の最大の問題点である送信電力増幅器通過後に生じる帯域外輻射を抑圧する手法として極めて有効であるが,その一方で,クリッピング処理に起因したビット誤り率(BER)の劣化が問題となる.これまでに筆者らは,CAFにおけるBERの劣化を克服すべく,CAFの前段に送信電力制御機構を設け,希望信号電力対雑音及びひずみ電力比(SNDR)が常に最大となる送信電力レベルを簡易な理論式により制御する方式を提案するとともに,単一の送信アンテナを想定したときの有効性を明らかにしてきた.本稿では,非線形ひずみの影響がより一層深刻となることが知られている,複数の送信アンテナを有したMU-MIMO方式を想定したときの提案方式の有効性を計算機シミュレーションにより検証する.