電子情報通信学会総合大会講演要旨
A-2-13
トレンド成分のあるBOLD信号の非線形モデル
◎松原 崇(阪大)・鳥飼弘幸(京産大)・下川哲也(NICT)
fMRIで計測されたBOLD信号に基づき,人間の脳の視覚刺激に対する応答の非線形モデルを提案する.
BOLD信号はトレンド成分と呼ばれる低周波数成分を含んでいるとされるが,既存の数理モデルは多くの場合これを近似を用いて除去する.
しかしこのトレンド除去はBOLD信号の持つダイナミクスを破壊し,重要な応答を見落としてしまう可能性がある.
本稿では提案モデルによってトレンド成分を含んだBOLD信号を再現する.
そしてベイズ情報量規準(SIC)に基づき,提案モデルがよりBOLD信号の再現に適したモデルであることを示す.