電気学会全国大会講演要旨
7-145
プレハブ式終端接続箱の低温特性評価
○陶山 洋(中部電力)・板橋秀幸・丸一真二(ビスキャス)
CVケーブル用終端接続箱は、常温〜高温についてその性能が確認されているが、屋外変電所に設置され、厳寒時に通電が少ない場合は、終端箱の温度は外気温程度まで下がるため低温時の性能も確認する必要がある。中部電力管内における気象データおよびGISのJECに規定されている常規使用状態の外気温から、-20℃におけるプレハブ式終端箱の性能を、プレモールド絶縁体とケーブルおよびプレモールド絶縁体とエポキシの界面面圧を測定することによって確認することとした。その結果、-20℃においても十分に面圧が確保され、かつ、冷却時の面圧推移も安定していることから、低温環境においても電気性能は確保できていると評価した。