電気学会全国大会講演要旨
7-142
浮体式洋上風力発電向けケーブル挙動解析手法の開発
◎谷之木良太・阿部和俊・助川琢也・東 大介(住友電気工業)
近年、国内において、海面に風車を浮かべる浮体式洋上風力発電が注目されている。浮体式洋上風車に接続されるケーブルは浮体の挙動に追従する必要があることから、海中浮遊部を設けた布設形態となり、この部分には浮体挙動や海流により、張力、曲げ、捻れ等の連続した力が加わる。ケーブルにはこれらの力に耐える機械的特性が要求されるため、海中での挙動を把握することが重要となるが、一般的な浮体構造物用の解析ソフトではケーブル部の挙動を十分に把握できない。そこで我々は、ケーブル部の挙動に特化した解析手法の開発に取り組んだので報告する。