電気学会全国大会講演要旨
7-129
上越風力発電施設1号機における2014年度の雷観測
◎吉田光貴・國松俊孝・箕輪昌幸・依田正之(愛知工業大学)
地球温暖化対策として、風力発電の利用拡大が進められている。また、風車の大型化が進んでおり、落雷リスクも増加すると予想される。風力発電設備の雷保護を目的として、新潟県の上越風力発電施設1号機における2014年度の雷観測を行った。雷観測では、4台のビデオカメラにより風車への雷放電を撮影し、同時にロゴスキーコイルを用いて風車タワーに流れる雷電流を測定している。観測結果より、落雷時における風車のブレード位置、電流波形と雷放電写真との対応関係を調査した。本報告では、これらの観測結果および調査結果を示す。