電気学会全国大会講演要旨
7-126
東京スカイツリーで観測された雷放電路の仰角
○齋藤幹久・三木 貫・新藤孝敏・本山英器(電力中央研究所)・石井 勝(東京大学)・曽根原健夫(昭電)
東京スカイツリーでは現在雷放電に伴う電流、電磁界変化波形に加え、高速度カメラを用いた雷放電路の観測を行なっている。雷放電路の形状は遠方で観測される電磁界変化波形の形状やピーク値に影響を与えるため、雷放電位置標定システム(LLS: Lightning location system)の推定電流値精度の向上には雷放電路の形状に関するデータの蓄積が必須である。本報告では東京スカイツリーへの雷撃で観測された雷放電路の仰角に関して解析した結果を報告する。