電気学会全国大会講演要旨
7-104
CVケーブル用複合がい管気中終端接続部の経年特性評価
○山田浩之・井上雅弘(関西電力)・岡本 岳・永倉 到(住友電気工業)・本間宏也・屋地康平(電力中央研究所)
関西電力では、従来の磁器がい管に替わる、複合がい管を用いた77〜154kVCVケーブル用気中終端接続部を開発し、2001年から実線路での運用を開始した。 しかし、これまでに国内における複合がい管気中終端接続部の使用実績は浅いことから、実使用複合がい管の定期的な劣化調査をもとに、その長期性能を見極め、今後の適用拡大、保守方策等の検討を行う目的として、一部の試料を撤去し、外被材表面の劣化状況を調査するとともに外部絶縁性能の評価を行った。 今回、約12年間実使用された複合がい管の絶縁性能および機械強度特性について評価を行い、結果、経年による劣化、機能低下はなく、高い信頼性が維持されていることが確認された。