電気学会全国大会講演要旨
7-099
シリコーンゴムの耐エロージョン性における電解質物質の依存性(第3報) ―エロージョン痕形状の特徴―
◎木之下道政・清水博幸・西村誠介(日本工業大学)
シリコーンゴムの耐エロージョン性を定量的に評価する試験法として電解液滴下法が提案されている。電気学会ポリマーがいし材料調査委員会制定の第三次統一試料を対象とし、電解液滴下法を用いて、電解質物質種類によるエロージョン劣化進行に及ぼす形状の特徴をレーザーフォーカス変位計により観察を行った。その結果、同一組成のシリコーンゴムでも、電解質種類によって、エロージョン痕の特徴には明瞭な差がみられた。また、電解液の種類によっては、ATHを配合した試料のほうが孔食が進む場合もあることが判明した。