電気学会全国大会講演要旨
7-082
FDTD法に基づく77kV気中絶縁変電所の雷サージ解析
○立松明芳(電力中央研究所)・植田俊明(中部電力)
近年,三次元構造物や接地構造物の高精度なサージ解析が可能な数値電磁界解析手法が送電線や変電所等の雷サージ解析に適用されている。本論文では,数値電磁界解析手法の一つであるFDTD(finite difference time domain)法に基づくサージ解析プログラム VSTL REVを変電所の雷サージ解析に適用するために,77kV送電線に設置されている短ギャップのアークホーンおよびギャップ付送電用避雷装置におけるフラッシオーバ特性の模擬方法を開発した結果,77kV気中絶縁変電所に侵入する雷サージを計算し,過去に変電所で測定された結果と比較した結果について述べる。