電気学会全国大会講演要旨
7-068
ダリウス形タービンに用いる翼形の違いによる負荷特性の基礎検討
○守屋陽央・辻 健太郎・直井和久・吉田和範・槻館悦浩・塩野光弘(日本大学)
ダリウス形タービンを潮流発電装置用の水車として使用した場合、対称翼である直線翼よりも非対称翼である円弧翼の方が高いパワー係数を示すことが水路実験によって明らかになっている。そこで我々はこのタービンを風力発電装置用の風車として使用するために検討を行っている。本稿では翼形状の違いが負荷特性に及ぼす影響を明らかにするために風洞実験を行い、NACA633-018翼形に基づいた直線翼および円弧翼を採用したタービンにおける負荷特性の検討を行った。その結果、水路実験の場合と同様に直線翼を採用したタービンと比較して円弧翼を採用したタービンの方が高いパワー係数を示すことを明らかにしたので報告する。