電気学会全国大会講演要旨
7-064
熱移動モデルに基づく熱放射型冷暖システムにおける放熱量推定
○佐竹昭泰・瀬島一樹・山田久文・三谷康範(九州工業大学)
需要面における省エネルギー対策として、民生部門におけるエネルギー消費量の約4分の1を占める冷暖房に着目し、放射伝熱を積極的に活用し、ヒートポンプを熱エネルギー供給機器にもつ冷暖房システムである熱放射型冷暖システムについて、その性能評価及び省エネルギー利用に関する研究を行っている。今回は、ラジエータの放熱性能評価として、ラジエータからの放熱量を熱伝導モデルに基づき放射成分と対流成分に分離し、水温、流量及び室温が変化に対する放熱量の推定を行った。それら結果より、設定したい室温に対して必要な放熱量を得るための水温、流量を求め、その時の消費電力を推定したので報告する。