電気学会全国大会講演要旨
7-062
電熱ハイブリット太陽光パネルの表面温度特性
◎竹本泰敏・佐伯匡哉(日本工業大学)・香月壮亮(砂川建築環境研究所)
地球温暖化などの環境問題への対策,エネルギーセキュリティーの確保から,再生可能エネルギーを用いた発電システムが注目されている。なかでも,太陽光発電は,建物の屋上での小規模な設置から太陽光発電所のような大規模な設置など,設置方法には多様性があり今後も導入が進むことが予想される。しかし,太陽光発電に用いられる太陽電池の電力変換効率は,20%程度と低い。近年では,太陽光から電力と熱を得るハイブリット型システムが提案されているが,その方式には複数ある。本稿では,発電時のパネルの発熱を背面の熱回収機構により冷却可能である電熱ハイブリット型太陽光パネルを対象に,その特性を実測により明らかにする。