電気学会全国大会講演要旨
7-037
住宅用PVシステムの設置情報を用いた運転性能指数の算出方法の開発
○鯵坂優仁・植田 譲(東京理科大学)
PVは屋外において20年以上稼動することを前提に設計されているが,不具合が発生する事例も確認されている。不具合の発見にはある程度の知識を必要とするため,簡易的に不具合を検出するシステムが求められている。本論文では,設備容量やアレイ方位角・傾斜角などのPV設置情報と実測発電電力量及び水平面全天日射量と気温,風速の5分値データを用いて推定発電電力量及び運転性能指数(OPI :Operating Performance Index)を算出し,遠隔診断により設置者が作業することなく日陰や不具合による出力低下の検出を行う手法の提案を行った。その結果,太陽の方位角・高度角毎に性能診断ならびに不具合や日陰による出力低下の検出を確認した。