電気学会全国大会講演要旨
7-036
吉野ヶ里メガソーラーにおける大規模計測データ可視化システムの開発
○原 重臣・嘉数 誠(佐賀大学)・松井則明(佐嘉吉野ヶ里ソーラー合同会社)
メガソーラーで計測された大規模データを解析して、故障検出や設備経年劣化の程度などを把握することができるシステムが望まれている。吉野ヶ里メガソーラー発電所では、3600ストリングの電流・電力が10分間隔で計測されている。この大規模計測データの解析を行うための基礎環境を提供するツールとして可視化ソフトウエアを開発している。全ストリングの電力等の分布の可視化として、ヒストグラム表示をする機能を持つ。この表示画面をクリックすることで、選択した類に属するストリングの電力偏差値の推移をグラフ表示する機能を追加した。これよって、例えば、発電所内で相対的に発電量が低いストリングの過去の推移を容易に閲覧することができる。