電気学会全国大会講演要旨
7-034
PVSのための簡易診断装置開発〜%電力を指標とした診断法(その4)〜
◎中村匠汰・山中三四郎(名城大学)・井上泰宏・西戸雄輝・小林 浩(トーエネック)
近年,一般家庭にも太陽光発電システム(以下,PVS)の普及が進んでいる。一般家庭で使用されるPVモジュールには各メーカの出力保証があるため,PVSの普及に伴い,出力保証期間内おける出力診断の需要が高まると予想される。しかし,事業者が行う出力診断には,専門の知識や技術が必要であり,高所での作業による危険が伴う可能性もある。そこで,本研究では%電力という診断指標を用いて,必要に応じて現場で安全かつ簡単に診断可能な簡易診断装置の開発を行っている。これまでの研究では,日射および出力が安定すれば,出力診断が可能であることが分かった。そこで本報告では,この出力診断が現場で年間どの程度可能なのか検討した。